ユニバーサルツーリズム相談コンシェルジュ育成プログラム
「聴覚障害の方と一緒に行く丹波篠山モニターツアー」でした。
当事者のかたと一緒に旅行をするというのはどういうものなのか。
何に困って
何が大変で
何があると良いのか
聴覚障害なので耳で聞くツアーより「体験する」ものが良いのではという立案からのモノづくりツアーでしたが
最後のフィードバックで当事者の方からの意見を聞くうちに
ろう者の方たちは色んなことを「知りたい」んだなと感じました。
音声言語からの情報が全く無いので説明を聞きながら作業するというスピード感は
我々が思った以上に忙しなく落ち着かない。
どんなに文字や手話言語での説明があったとしても
健常者と同じような満足感は得られにくい。
「知識欲を満たす」というのはとても大切だと感じました。
ツアー全体のファシリテーターであるツアコンや介護や介助の人員配置
手話通訳の立ち位置・スケジュールなどのアナウンス
他の参加者との交流・ツアーの提供、提示の仕方
コミュニケーションツールの活用など、
沢山の課題がみえました。
手話教室に通い出して少しだけ手話ができるので
思い切って話しかけてみたら「手話で話してくれてとても嬉しかった!」と仰って頂けました。
音声言語も
手話言語も
UDトークも
ジェスチャーや
筆談 口話も
ツールでしかなくて。
どんな手法を使ってでも人って理解しあいたい、知って欲しいし知りたいんだと思います。
それがおとなでもこどもでも。
手話言語は目を逸らして意思疎通はできません。
そこに本来のコミュニケーションの源があるような気がしてます。
音声言語もきっと目も合わせず放たれる言葉はただの記号でしかなくて
目と目を合わせて交わす言葉が本当のエネルギー交換となり「理解」というものを深めるものではないかなと感じました。
ご一緒下さった皆様ありがとうございました◎
INCREW クルー 西田
コメント